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「青い鳥は、すぐそばにいた」── 起業家が禅で再発見した、自分のベース


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アーキタイプ株式会社 高橋靖典さん

子供が生まれ、緑のある環境を求めて代々木公園の近くに住んだ。でも週末の公園は、ベビーカーを押して歩くには人が多すぎた。「これでいいのだろうか」──そんな違和感が、高橋靖典さんの人生を大きく動かすきっかけになりました。


デジタルコンテンツ業界で新規事業の立ち上げに携わってきた高橋さん。33歳で起業し、渋谷でコンサルティング会社を経営していました。仕事は順調。でも心のどこかに、もやもやしたものがあったといいます。


「色々やって、若干散らかってる部分もあった」


そんな時、偶然目にしたのが、zenschool殿町の募集情報でした。禅とビジネスを組み合わせるというコンセプト。手帳を見ると、その日はたまたま空いていた。「散らかったものを統合できる機会になるかもしれない」──そう感じて参加を決めました。


プログラムを終えて、高橋さんはこう振り返ります。


「外にあるかなと思っていたものが、自分の内側につながっているものを再発見できた。青い鳥みたいな話ですね」


実は高橋さんは、zenschool参加前から、すでに自分の内側を見つめる実践を始めていました。子供のシュタイナー教育のために神奈川県藤野へ移住し、学園の理事長を務め、地域活性化の活動にも関わっていた。傍から見れば、すでに「自分らしい生き方」を体現しているように見えます。


でも、だからこそ。


日々の活動の中で、自分のベースにあるものを改めて見つめ直す時間が必要だったのかもしれません。


インタビューの最後、高橋さんは「子供の未来」について語りました。


「子供達が自分らしく生きられて、かつ自分勝手ではなく、周りとバランスを見ながら自分のやりたいことが実現できる社会であってほしい」


それは、高橋さん自身が今も探求し続けているテーマでもあるのでしょう。仕事、教育、地域活動──一見バラバラに見える活動の根っこには、一本の太い幹が通っている。


zenschoolでの時間は、その幹を再確認する旅だったのかもしれません。


この物語の続き、高橋さんの探求の旅の全編は、noteでご覧いただけます。藤野という土地との出会い、シュタイナー教育への想い、地域通貨「よろづ屋」の実践など、より詳しい内容をお読みいただけます。


アーキタイプ 高橋さん(前編) https://note.com/zenschool/n/nc001676ac0ee

アーキタイプ 高橋さん(後編) https://note.com/zenschool/n/naf9d03f2e515


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