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なぜzenschoolは生まれたのか?

私たちには、教えられる「正解」はありません。 でも、同じ道を歩んできた者として、あなたの探求に寄り添うことはできます。 zenschoolの背景にある想いと、二人の創設者の歩みをお話しします。

私たちも迷い、悩み、そして歩き続けている

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三木康司の話

私(三木)は40代でリストラに遭いました。富士通、慶應義塾大学大学院を経て、ITベンチャーで役員を務めていましたが、事業悪化で突然すべてを失いました。

築き上げてきたキャリア、地位、プライドが一瞬で崩れ去る経験は、心のバランスを崩すほどのショックでした。外的な成功がいかに脆いものかを痛感したんです。

毎朝の坐禅を始めたのも、このショックから立ち直るためでした。でも坐禅は単なる癒しではありませんでした。心のノイズが静まった時、奥深くから新事業のアイディアが湧き上がってきたんです。

この体験こそが、後にzenschoolの核となる考え方につながりました。外的な評価や成功指標ではなく、自分の内側にある本当にやりたいことを見つけること。完璧な答えが見つかったわけではありませんが、自分なりの道が見えてきました。その歩みは今も続いています。

 

宇都宮茂の話

私(宇都宮)はスズキで18年間、生産技術職として働きました。量産工場から試作まで、原価企画から金型部門まで、ものづくりのあらゆる段階を経験しました。

でも、18年目に上司との関係でストレスを感じ、マイクロマネジメントに疲弊した時期がありました。「自分は何のために生きているのか?」と半年ほど自問自答を重ねたんです。一人で考えていても答えが出ず、このまま同じ会社で働き続けるべきなのか、本当に迷いました。

その後、地元浜松の町工場で生産技術課長を2年間務め、中小企業支援のITベンチャーで技術商社のような仕事をしました。そこで三木さんと出会い、2009年にenmonoを共同創設しました。

20年の製造業経験は、決して無駄ではありませんでした。でも当時は「この経験に何の意味があるのか」と悩んでいました。今では人と人が本音で話し合う『場』を作る技術として、思いがけない形で活かされています。

私たちもまだ完璧な答えを見つけたわけではありません。だからこそ、同じように迷いながら歩んでいる方の気持ちがわかるのかもしれません。

昔からの知恵を、今に活かす

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zenschoolの『zen』に込めたのは、昔から人々が人生の迷いに向き合ってきた知恵を、今の私たちの悩みにも役立てたいという想いです。

特に私たちが大切にしているのが「十牛図」という古い教えです。これは牛を探す人の物語ですが、現代の価値創造にも深く通じるものがあります。

十牛図とzenschoolの「情熱」発見プロセス

十牛図では、牛は「本来の自己」や「真の価値」を象徴します。zenschoolでは、これを「あなたの情熱」「本当にやりたいこと」として現代的に解釈しています。

 

第1段階:尋牛(情熱を探し始める) 「自分のやりたいことが何なのか分からない」 → 冒頭リトリート:人生の棚卸しで、自分が本当に求めているものの手がかりを探す

 

第2段階:見跡(情熱の跡を見つける) 「自分のやりたいこと見つける自分探しの旅へ出る」 → ワクワクトレジャーハンティング:子供の頃の情熱や忘れていた価値の跡を発見

 

第3段階:見牛(情熱を見つける) 「ついに、やりたいこと(情熱)を見つける」 → オンライン発表会:自分の価値の源泉がうっすらと姿を現す

 

第4段階:得牛(情熱を自分のモノにする) 「情熱を自分のモノにしようと格闘する」 → 月次フォローアップ:見つけた情熱を現実的な形に育てていく

 

第5段階:牧牛(情熱を飼いならす) 「ついに情熱を掴まえた!」 → プロトタイピング:情熱を具体的な形にする挑戦

 

第6段階:騎牛帰家(情熱を自在に操る) 「掴まえた情熱を自由に操る」 → 最終統合セッション:新しい自分として日常に戻る準備

 

第7段階:忘牛存人(情熱は内にあることに気づく) 「すでに情熱は『外』ではなく自分の『中』にあったことに気づく」 → 卒業後の気づき:外を探していたが、答えは最初から自分の中にあった

 

第8段階:人牛俱忘(執着から解放される) 「取り出した情熱に夢中になりフロー状態となる」 → 事業や活動への没頭:情熱的な取り組みの中でのフロー体験

 

第9段階:返本還源(本来の状態に戻る) 「幸運が重なり予想以上の大成功となる」 → 予期せぬ成果:SKYDRIVE、月面探査車など想像を超える結果

 

第10段階:入鄽垂手(他者を導く) 「自分が体得したことを自然体で人に伝えるようになる」 → 卒業生コミュニティ:後輩への自然な支援とメンタリング

この十段階のプロセスこそが、zenschoolの7ヶ月とその後の変化で起こることなのです。

十牛図

でも、難しい専門用語は使いません。私たちが大切にしているのは、この古い知恵の本質です:

答えは教えない、一緒に探す 牛(あなたの価値)は最初からあなたの中にある。私たちはそれを一緒に探すお手伝いをするだけです。

急がず、じっくりと 7ヶ月という期間は、この段階的な発見プロセスを大切にするためのものです。

私たちは、答えを知らない

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これはzenschoolの最も重要な特徴かもしれません。私たちは「成功の方程式」も「正解」も持っていません。

私たちの役割は、あなたが安心して自分と向き合える「場」を作ること。そして、適切なタイミングで適切な問いかけをすることです。

講師として 知識を教えるのではなく、あなたの話を深く聞きます。一緒に考え、一緒に迷います。時には、私たち自身の迷いや失敗談もお話しします。

場の作り手として 受講生2-3名という少人数、鎌倉という特別な場所、7ヶ月という時間。すべて、あなたが本音で話せる環境を作るための工夫です。

同じ道を歩む者として 私たちも、まだ探求の途中です。完璧な答えにたどり着いたから教えているのではなく、一緒に探し続けているから、あなたの気持ちが分かるのです。

体験してみなければ、わからない

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正直に言います。zenschoolで何が起こるかは、やってみなければ分かりません。

私たちが約束できるのは:

心理的に安全な場所であること 何を話しても批判されない、講師2名と受講生2-3名だけの安心できる空間

十分な時間をかけること 7ヶ月という期間で、急がず、じっくりと向き合う

継続的な関係性 プログラム終了後も続く、同期や先輩との繋がり

でも、成果は約束できません なぜなら、本当の価値は、あなた自身が見つけるものだから。

福澤さんが空飛ぶクルマを作る会社を起業するとは思いませんでした。 梶川さんが工場を美術館にするとは想像できませんでした。 中島さんが月面探査車を開発して実際に月面に到達するとは、誰も予想していませんでした。

でも、結果的に、みなさん「参加してよかった」と言ってくれています。


まずは、話を聞いてみませんか

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  • 「本当に自分に合うかわからない」

  • 「7ヶ月という期間に不安がある」

  • 「具体的に何をするのか知りたい」

そんな疑問や不安をお持ちの方のために、無料相談会を開催しています。

zenschoolの実際の雰囲気や、他の参加者の事例をお聞きいただけます。もちろん、話を聞いた結果「自分には合わない」と感じることもあるでしょう。それも大切な気づきです。

 

私たち創設者が直接、お一人おひとりとお話しします。 無理な勧誘は一切ありません。

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